貯金だけで大丈夫？投資を始めるべき理由

このように、

「貯金」しかしていなくて不安な方

いらっしゃると思います。

結論、

「貯金だけで大丈夫なのか？」

という問いに対しては

「超大金持ちはしなくても大丈夫。」

という答えになります。

証券マン時代に何千人とお会いしてきましたが、

これ以上お金を増やさなくていいほどのお金持ちな方は一定数いましたし、
そんな方には無理には営業してませんでした。

証券投資は必要ない方がするものではないからです。

逆に言うと、

生活するお金がないほどの方を除いて
ほとんどの方は貯金ではなく投資をするべきです。

その理由は

貯金が　メリット＜デメリット　だから。

この記事では

〇貯金のメリット・デメリット

〇今後どうするべきなのか

を書いています。


貯金だけで不安な方はぜひ読んでください。

貯金のメリット

貯金のメリットは大きく3つあります。

１安心感がある

貯金の最大のメリットは「安心感」です。

昨今、新型コロナが流行ったりウクライナ侵攻が続いていたり
世界を揺るがすようなことが次々に起こっています。

また、国内でも政治家を襲撃する事件や
給料は上がらないのに慢性的にインフレが進んでいるなど

心配になるようなニュースが多いです。

さらには少子化が進んでいることから、
自分が年金をもらう段階になったときに年金制度は継続しているのか？
老後は生活していけるのか？

と不安をあおってきます。

そんな時、結局自分の身を守るにはお金を持っていなければならず、

銀行に預金があることは安心感につながります。

２社会的に評価される

これも大きな理由です。

日本では貯金の残高が多い人の方が社会的に評価されやすいというのは事実です。


この世はお金が全てではないですが、
その人がどう頑張ってきたのか証明する1つとして「貯金の残高」は有効です。

これは自分で自慢することはなくても銀行から把握できますので、
個室で優遇されたり特別な待遇を受けたりすることもできます。

またYouTuberなど昔は一般的ではなかったような職業が評価され人口が増えてきた要因にも、

収入が高く「お金を持っている＝貯金がある」
というのがかなり影響しています。

こうして社会的に評価されると優越感にもつながるので、

それが「貯金」というものの醍醐味の一つでもあります。

３無駄使いするよりはいい

貯金＞＞無駄遣い

これは当然のことですが大事なことです。

特に貯金が大好きな方は基本的に必要な物以外にお金を使いませんので、
無駄な物を買うことはめったにありませんよね。

無駄にお金を使うよりは貯金する方が、手元に残るお金は増えるのでメリットと呼べます。

貯金のデメリット

１お金が実質的に減っていく

大きなデメリットの一つが

貯金では「お金が実質的に減っていく」ということです。

定期預金の金利は「８％くらいついていた時代」が見る影もないほど下がり、
どんなにお金を預けていても一向に増えない状態が続いています。

と思われる方も多いです。

しかし、それは正しいとはいえません。

根拠としては以下の2つです。

①インフレで実際お金の価値は減っている

インフレという言葉。

ニュースで耳にしても実感がないから気にしないという方多いと思います。

しかし、数字にしてみるとかなり変わってきていることが分かります。

例を挙げると、

1つ目は「小麦粉」

30年前より1.5倍ほど高くなっています。

1kgで200円程度だったのが300円を超えるくらいになっています。

２つ目は「カフェのコーヒー」

平均的な値段が30年間で280円→520円に上がっています。

約2倍弱です。

他にも様々な物が値上がりしてきました。

物の値段が２倍になるということは、

お金の価値は半分になっているということです。

いろんな物の値上がりに対応するには同様にお金も増やす必要があります。

30年という年月が長すぎて関係ないと思われる方いるかもしれません。

しかし、
今貯金しているお金はいつ使うでしょうか？

家・車などの大きな買い物を除けば、収入のなくなる老後です。

年金だけでは不安だからお金を貯めている。

しかしそのお金は増えないのに、生活にかかるお金だけ増える。

これがインフレでお金の価値が下がっていく仕組みです。

老後2000万円問題とよく言われますが、

30年後には3000万円以上必要になっている可能性も全然あるのです。

②今後預金していると手数料を取られる可能性がある

もう一つは

金利を受け取るどころか払わなければならない可能性がある

ということです。

超低金利になってから何度も出ている話で、


実際、ヨーロッパの一部の国では

預金をしていると手数料を取られるところがあります。

日本もヨーロッパ同様「超低金利」なので、
手数料を取られる時代はすぐそこまで来ているかもしれません。

２投資にお金を回せない

こちらも大きな要因です。

貯金した分だけ投資に回すお金がなくなります。

増やせるはずの機会を失うので「機会損失」とも呼びます。

投資といっても、
「金融商品への投資」だけでなく「自分への投資」も含みます。

「金融商品への投資」
は単純に貯金よりもお金を増やす手段です。

30年かけて運用すれば、かなり安全にお金をしっかり増やす方法があります。

また、

「自分への投資」
も大事です。

職場での昇進や転職・起業などキャリアアップしていく際に
「自分への投資」が大事というのは当然のことですよね。


例えば英語を勉強したり、資格を取ったりすることです。

その「自分への投資」にもお金がかかるものです。

このように「投資」というのはとても大切なことであるにも関わらず、

貯金を優先してしまうせいで、
その分のお金を「投資」に回せないのはデメリットになります。

今後どうするべきなのか

貯金のメリット・デメリットをまとめると以下の通りです

メリット

• 安心感がある
• 社会的に評価される
• 無駄使いするよりはいい

デメリット

• お金が実質減っていく
• 投資にお金が回せない

メリットは「気持ち」の部分が大きいのに対し、

デメリットは実際に損をしてしまうものです。

つまり、貯金はメリット＜デメリットなのです。

確かに「預金保険制度」というもので銀行１行につき１０００万円の保証はついています。

しかし、

投資でも「国債」という商品があり、こちらは金額関係なく保証されます。


なので貯金だけのメリットにはならないので除外しております。




ここまでの内容を踏まえてどうするべきかというと、
もう伝わっていると思いますが、

貯金だけでなく投資をしましょう！！

実際どうすればいいのか？

まずは誰でもできる「金融投資」を始めるのをおすすめします。　

例えば以下の２つの記事から読んでみてください。

〇証券会社はどこがおすすめ？対面証券VSネット証券５本勝負

〇【元証券マン】投資は何から始めるべき？投資初心者の最初の３ステップ！

他にも様々な「お金を増やす方法」についての記事を書いていますので、
よかったら覗いてみてください。

〇元証券マンFPが教える「お金の節約」の正しいやり方