新NISAは使うべき良い制度
これは間違いないのですが、

NISAは国の罠と言っている人を見たので、
怖くて始められません。
こういった方もたまにみかけます。
そこで、国の罠なのか?という話も含め、
新NISAについて知っておくべき注意点を5つまとめました。
この記事を読めば、
安心して新NISAを始めることができますのでぜひ読んでください。
1.新NISAの知っておくべき注意点5選

新NISAに関しての注意点は以下の5つ。
- 「国が勧めているから怪しい!」に惑わされない
- 新NISAはお金持ちになるための手段ではない
- 初心者が使うのは「つみたて投資枠」のみがベター
- NISA口座は1つしか作れない
- 配当金の受け取り方を間違うと課税される
それぞれ解説します。
1.1.「国が勧めているから怪しい!」に惑わされない
まずは、
新NISAは自信をもって始めて大丈夫な制度
というお話からです。
冒頭でもお話ししたように、
一部界隈でNISA批判をする人たちがいます。
別にその人達がしない分にはどーでもいいんですが、
それに影響されるのは非常に勿体ないです。
最近iDeCoの改悪もプラスされて、
新NISAを始める前に不安になってしまった方もいると思いますが、
結論、全く気にしないでください!
よく見る「新NISA否定派」の2つの理論を論破しておこうと思います。
- 急に国が勧めて怪しい
- 途中で非課税をやめる
①急に国が勧めて怪しい

急に勧めていません。
新NISAが始まる前も「NISA」と「積立NISA」は存在してました。
元証券マンからすると、
その時から国は勧めていましたし、急に勧めだしたということはありません。
このタイミングで勧めているのは、
新規の客を獲得したい銀行や証券会社です!
CMでよく見るのはそれが理由ですね。
②途中で非課税をやめる

仮に非課税をやめても大丈夫です!
非課税をやめるかどうかに関しては、
国の政策次第なので私には100%否定することはできません。
iDeCoが改悪されたように、
一部的にやめる可能性もあることはあります。
しかし、
新NISAは万が一非課税がなくなっても大丈夫
その理由は、
つみたてという投資方法が最強だからです。
新NISAの強みは非課税だと思われている方が多いですが、
実はドルコスト平均法を利用したつみたて投資にもあります。
ドルコスト平均法とは、
一定の間隔で、決まった数量ではなく「同じ金額」で買い続けること。
この手法を使うことで、
割高なときは少なく、割安なときは多く買うことが可能。
変動する金融商品において勝率をかなり高めることができる。
もし非課税が無かったとしても、つみたて投資は有効な投資法です。
現状はその有効な投資方法に加えて、
非課税というさらに強力な武器が合わさっているのでより素晴らしいというだけです。
だから、国に騙されているかどうかみたいなしょうもないことに惑わされずに、
自信をもって正しい投資法であるつみたてをしましょう。
こちらの記事でもう少し詳しく説明しています。
⇒【元証券マン監修】株や投資信託を買うべきタイミング3選
1.2.新NISAはお金持ちになるための手段ではない
次の注意点は、
新NISAはお金持ちになる手段ではない
新NISAは基本的に、
老後に不足するであろう2,000万円~5,000万円を捻出する手段です。
しかし、たまにこういう勧誘を見かけます。

新NISAを使って数億円稼ぐためのTipsです。
たった5万円でノウハウを教えます。

新NISAで毎月5,000円積み立てるだけで
5億円以上になるよ!!
これらは100%詐欺です!!
物理的に不可能なので詐欺と断定することができます。
新NISAでは制度上積立の限度額が「1,800万円」に設定されています。
上限いっぱい投資して、増えても5,000万円程度が限界です。
(⇒これでも十分なんですけどね。)
だから数億とかそういう話が出ること自体がおかしいんですよね。
ただし、
例えば1万人に1人くらいの確率で1億円以上に増える方もいるかもしれません。
それは成長投資枠でまだ誰も目につけていないような株に目をつけて、
「運良く」十数倍~数十倍になった場合のみです。
それを狙って誰にでもできるように伝えるのは詐欺なので気をつけてください。
新NISAは「非課税」の恩恵を受けつつ、
老後の資金をしっかり残すために活用するものだと理解しておいてください。
1.3.初心者が使うのは「つみたて投資枠」のみがベター

※金融庁HPより引用
新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠があります。
それぞれの組み合わせ方で自由に投資枠を決めるものなので、
基本的には何が正解というのはありません。
しかし、
投資初心者の方は「つみたて投資枠」のみがベターです。
その理由は、
- 成長投資枠に一括投資するよりもリスクが低い
- 相場が下がっても気にならない
- 迷う心配がない
などです。
特に初心者のうちは一括投資をすると、
相場が下がっている時期にとても不安になってしまいます。
投資初心者の段階では、
NISAはつみたてのみで安定的に増やしていきましょう!
1.4.NISA口座は1つしか作れない
NISA口座はあなたにとって1つのみ
これも注意点です。
証券マン時代、
「なぜかNISA口座が開けない」
というお客様が一定数いました。
これはほとんどの場合、
気づかぬうちにNISA口座を他の証券会社で開いてしまっているからでした。
ネット証券で口座を開くときも、
NISA口座を作ることのできる証券会社は1つだけです。
なので、
NISAを使う予定の証券会社でNISA口座を開くのを忘れないでください。
過去に証券口座を作ったことがあるという方は、
そこでNISA口座も作っている可能性が高いので、
違う証券会社で新NISAを始めようという場合は、
「NISA口座」を移してもらってください!
1.5.配当金の受け取り方を間違うと課税される

え??課税される可能性があるの?!
ちゃんとしていれば配当金も非課税です。
その条件は「株式数比例配分方式」に申し込んでおくこと。
正直、言葉自体は覚える必要がありませんが、
配当金を証券会社で受け取れるようにするということです。
以下、注意点です。
今から証券口座を作る人
口座開設の時に申し込むのを忘れないようにしてください!
証券口座を複数持っている、もしくは口座を増やそうと思っている人
最初に株式数比例配分方式に申し込んだ後、
他の証券会社も含めて変更しないでください!
1つの証券会社で方式を変えると、
他すべての証券会社で方式が変わってしまいます。
以前、お客様が「株の配当金は直接郵便局に取りにいきたい!」
といって他の証券会社で方式を変えてしまったことで、
こちらの証券会社にあるNISAの方式も変わってしまい課税されてしまった。ということがありました。
2.まとめ

今回は、
新NISAを投資初心者が始める前の注意点について書きました。
上手く新NISAを活用してお金を増やしていきましょう!
他にも記事を書いているので、お時間あれば読んでください。
節約に関してはこちら。
⇒【元証券マンFP監修】体系的に理解するお金の節約術
コメント
[…] 積立NISAに関してはこちらの記事でまとめてますので興味ある方は参考にしてください。今年始めるべき!!NISAの活用法<お金のかしこい増やし方> […]
[…] 参考:今年始めるべき!!NISAの活用法<お金のかしこい増やし方> […]
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[…] ※詳しくはこちらの記事で→今年始めるべき!!NISAの活用法<お金のかしこい増やし方> […]
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