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証券投資をしていく上で大切な分岐点が、
担当者をつけるべきなのか?
という問題です。
一人でやる方が手数料がかからなくていいと聞くけど、
知識がないし調べるのがめんどくさいので担当者をつけたい。
こんな方結構いらっしゃいます。
この「担当者をつけるべきかどうか」
という議論は昔から存在していて、
・今1人でしている人⇒いらないと言う
・今対面証券等で相談している人⇒必要と言う
という風に平行線の議論の1つです。
当たり前ですよね!
そもそも全員に当てはまる1つの答えはありませんから。
そこで、元証券マンの私が忖度無しで、
担当者をつけるメリット・デメリットを分析し、
どういう人が証券投資で担当をつけるべきなのか解説します!
証券投資で担当者をつける2パターン
証券投資で担当者をつけるというのは大きく2つパターンがあります
①対面証券に口座を作って担当してもらう
野村證券や大和証券等に口座を作り担当者をつけてもらうパターンです。
私が以前やっていた職業であり、
株をどのタイミングで売買するかの助言はもちろん、
資産全体のポートフォリオを考えるなどの幅広いコンサルタントをして貰えます。
かかる費用は株式等の売買手数料が主でしたが、
だんだんと残高に対して年間〇%というタイプの手数料に変わりつつあります。
対面証券会社について詳しくはこちら。
⇒【元証券マンが解説】証券会社はどこがおすすめ?対面証券とネット証券を徹底比較!!
②ネットに証券口座を作り、FPにアドバイスしてもらう
SBI証券や松井証券等に口座を作った状態で、
FP(ファイナンシャルプランナー)に他で相談するパターンです。
対面証券会社と同様、
自分の資産について幅広いコンサルを受けることができます。
かかる費用は時間に対して〇万円といった相談料がメインです。
相談料が0円ということで集客し、
劣悪な保険商品等を売りつける悪質なFPも存在するので注意は必要です。
担当者をつけたときのメリット・デメリット
前章で説明した証券投資で担当をつける2パターン、
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
対面証券に口座を作って担当してもらう場合
メリット
- プロのアドバイスを受けることができる
- 資産をしっかり管理して貰える
- 大事な場面で背中を押してもらえる
流石に企業なので教育がちゃんとされており、
プロのアドバイスでしっかり資産を管理して貰えます。
相場の情報も会社で共有されている物があるので、
担当者の偏った情報を受け取りにくいです。
チャンスに見えるけどどうしよう。。
という場合はしっかり状況を見て背中を押してくれるので、
1人より上手くいきやすいです!(投資は思い切りも大事)
デメリット
- 担当の良し悪しはある
- 証券会社(や担当者)の利益になる物を勧める可能性もある
- 金額や利用方法によってはコンサルをあまり受けられない
教育はされているとメリットで言いましたが、
「最低限」以上の部分は営業員ごとの差がかなり大きいです。
大満足できる営業員がいれば、
そんなにかな。。という営業員も実際のところいます。
また、証券営業には「成績」があるので、
会社の利益や営業員の成績を優先する場合も考えられます。
また、
・NISAの積立のみ
・残高が数十万円のみでIPO投資しか興味なし
みたいなとても限定的な使い方をする場合には、
営業員も提案をする意味が無いのでコンサルをあまり受けられません。
ネットに証券口座を作り、FPにアドバイスしてもらう場合
メリット
- ネット証券を利用するため売買手数料は基本0円
- 第三者の立場なので公平にアドバイスを受けることができる
売買を頻繁に行なっても手数料が0円というのはメリットです。
また一番大きなメリットは
第三者の立場からコンサルを受けられること。
資産を預かっている立場ではないので、
成績やノルマを気にせず正しい情報を教えてくれやすいです。
ただし、先ほども言ったように保険等の勧誘は気をつけないといけません。
デメリット
- そこまで詳しくない人も実際いる
- 手数料が割高な場合もある
FPの業務は証券投資相談だけではありません。
金融・不動産・相続・税金・・・
FPは幅広く知っていることが強みですが、
金融(証券投資)に関してそこまで詳しくない人もいます。
また、アドバイスの割に相談料高いかも。。
というFPも中には存在します。
証券投資で担当者をつけるべき人
対面証券を使う場合とFPを使う場合、
それぞれのメリットとデメリットから
証券投資で担当者をつけるべき人は以下の特徴を持つような方です。
- 充分に金融や相場の勉強をする時間ややる気が無い人
- お金に多少余裕があり、NISAの積立以外にも興味がある人
- アドバイスを受け、最終的に「自分で判断できる」人
1.金融や相場の勉強をする時間ややる気が無い人
これは前提になります。
正直、自分でしっかり勉強することができれば担当者はいらないです。
しかし、
仕事が忙しくて時間が無い人やそこまで本気で勉強する気にならない人は
中途半端なネットの情報で投資をするよりは担当者をつけた方が良いです!
2.お金に多少余裕があり、NISAの積立以外にも興味がある人
対面証券のデメリットでも挙げましたが、
金銭面や商品面で限定的な使い方をする場合は上手くコンサルを受けられません。
例えば、
NISAの積立だけやっていきたい!
提案されてもお金がありませんので、
提案はしないでください!
IPO*が出たときだけ連絡ちょうだい!
*IPOについてはこちらの記事を参照⇒【勝率80%?!】IPOが当たらない理由と改善策
こういう状況だと担当者は提案のしようがありません。
⇒必然的に担当者をつける意味が無いです。
多少の余裕資金があるので、
相場や政治経済の情報を前提にいろんな提案を受けたい
こういった方は担当者をつけましょう!
3.アドバイスを受け、最終的に「自分で判断できる」人
こちらもとても大切です。
ちゃんと提案された商品に対し、
知識の有無は関係なく「自分の意思」で買うと判断できる必要があります。
例えば、
担当者に何かしらの商品を提案された場合、
完全に信用して
担当者がそういうなら買おうかな!
となってしまう方は、担当をつけない方が良いかもしれません
意志が弱く流されやすいと、
先ほど説明したノルマや劣悪な保険を買ってしまう恐れがあります。
理想は、
・疑問点を質問する=深掘りする
・商品のメリット・デメリットを自分で理解する
・ノルマである可能性も考慮する
このように、自分で納得して投資するようにしましょう。
それであれば、担当者をつける価値は大いにあります!
まとめ
今回は、
証券投資に担当者をつけるべきか?について解説しました。
担当をつけるべきかどうかは人によって違うので、
ネットの情報に流されずに各自判断する必要があります。
提携先
他にも記事を書いているので興味があれば読んでください。
⇒【元証券マン】投資は何から始めるべき?投資初心者の最初の3ステップ!
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⇒元証券マンFPが教える「お金の節約」の正しいやり方
⇒【節約】FPの携帯オススメプラン4選