【新NISA】投資初心者が始める前の注意点5選

投資

新NISAは良い制度です。

これは間違いないのですが、
投資初心者は始める前に注意しないといけないことがあります。

元証券マンFPの視点で、
新NISA を始める前に気をつけるべき点を5つ書いたので参考にしてください。

NISA】投資初心者の注意点5選

※金融庁HPより引用

①NISAはお金持ちになるための手段ではない

まず始めに、NISAはお金持ちになる手段ではありません。

基本的には、
老後に不足するであろう2000万円~5000万円を捻出する手段です。

しかし、たまにこういう勧誘を見かけます。

詐欺師A
詐欺師A

NISAを使って数億円稼ぐためのTipsです。
たった5万円でノウハウを教えます。

詐欺師B
詐欺師B

新NISAで毎月5000円積み立てるだけで
5億円以上になるよ!!

断言します。
10000000000%詐欺です!!

騙されないように気をつけてください。


NISAとは制度上積立の限度額が「1800万円」に設定されています。

上限いっぱい投資したとして、
増えても5000万円程度が限界です。

だから数億とかそういう話が出ること自体がおかしいんですよね。


ただし、例えば1万人に1人くらいの確率で1億円以上に増える方もいます。

それは成長投資枠でまだ誰も目につけていないような株に目をつけて、
運良く」十数倍~数十倍になった場合のみです。

それを狙って誰にでもできるように伝えるのは詐欺なので気をつけてください。


NISAは「非課税」の恩恵を受けつつ
老後の資金をしっかり残すために活用するものだと覚えておいてください!

②成長投資枠は使わない方が良い

投資初心者の方は「成長投資枠」は使わない方がベターです。

つまり、
「つみたて投資枠」だけでしっかりお金を増やしていきましょう


というのも、
成長投資枠は「金額の少なさ」と「非課税」
以外は普通の投資と変わりません。

つまり、普通に損をする可能性があるということ。

それに比べて「つみたて投資枠」は

米国株中心の銘柄にしておけば、
お金が増える可能性が限りなく高いです。


もちろん投資を分かっている方は上手く組み合わせて活用することで、
もっと早くお金を増やすことが可能ですが、

それを投資初心者がやってしまうと、
お金が減る可能性が高まってしまうのでやめましょう。

③NISA口座は1つしか作れない

NISA口座はあなたにとって1つのみ。これも注意点です。

証券マン時代、
なぜかNISA口座が開けない
というお客様が一定数いました。

これは気づかぬうちにNISA口座を他の証券会社で開いてしまっているから

証券口座を開くときにNISA口座を開かない理由はないので、

担当者も軽く「NISA口座も開くようにチェックしといてください!
という風に簡単に済ませることが多いです。


その時はNISAを使うつもりが無かったので気にもとめていなかったけど、
後で使おうとしたときにどこでNISA口座を開いたか分からない

ということが起こりえます。


ネット証券で口座を開くときも同様なので、
NISA口座は1つだけで、どこで開いたか覚えておく!

これは注意してください。

④配当金の受け取り方を間違うと課税される

Aさん
Aさん

え??課税される可能性があるの?!

ちゃんとしていれば配当金は非課税です。

それは「株式数比例配分方式」に申し込んでおくこと。

正直言葉の意味は覚える必要がありませんが、
配当金を証券会社で受け取れるようにするということです。


といっても普通に口座開設すれば勝手に申し込んでるものです。

しかし、お客様で一度あったのが

NISA口座を開いていない他の証券会社で方式を変えてしまい、
全ての証券口座で株式数比例配分方式じゃなくなってしまいました。


最初に株式数比例配分方式に申し込んだ後、
他の証券会社も含めて変更しない


これに注意してください!

⑤「国が勧めているから怪しい!」というデマにだまされない

たまにこの陰謀論のようなものを見かけますよね。

アンチNISA
アンチNISA

急に国が勧めて怪しい!!

新NISAが始まる前も「NISA」と「積立NISA」は存在してました。

このタイミングで勧めているのは新規の客を獲得したい
銀行や証券会社の方です!

アンチNISA
アンチNISA

途中で非課税をやめると思う。

これに関しては限りなく無いと思いますが、
国の政策次第なので確実に否定することはできません。

しかし、
万が一非課税がなくなっても大丈夫なので気にしないでください。

その理由は、
積立という投資方法が最強だからです。


NISAの強みは非課税だと思われている方が多いですが、
実はドルコスト平均法を利用した積立投資にあります。

ドルコスト平均法とは

一定の間隔で、決まった数量では無く「同じ金額」で買い続けること

この手法を使うことで、
割高なときは少なく、割安なときは多く買うことが可能。

変動する金融商品において勝率を高めることができる。

もし非課税が無かったとしても、積立投資は有効な投資法です。

だから、国に騙されているかどうかみたいなしょうもないことに惑わされずに
正しい投資法である積立をしましょう。

まとめ

以上が新NISAを投資初心者が始める前の注意点でした。

上手くNISAを活用してお金を増やしていきましょう!!

コメント

  1. […] 積立NISAに関してはこちらの記事でまとめてますので興味ある方は参考にしてください。今年始めるべき!!NISAの活用法<お金のかしこい増やし方> […]

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