お金を節約する方法は世の中に溢れかえっています。
しかし、
「結局何を優先してやれば良いのか分からない」
そういう方多いのではないかと思います。
その理由は、
多くのお金の節約術がただその方法を「並べているだけ」の物が多いからです。
固定費の削減が第一だ。
携帯料金・保険などを見直そう!
無理な節約はダメ
浪費をやめよう!
色んなサイトがありますよね。
AもBも言ってることは分かるけど、
結局何からやったら良いのか。。
そこで今回は、
良い節約術を並べてお伝えするのではなく、
どういう順序で「お金を節約」していけば良いのか
をFPの視点でお伝えします。
この記事を上から順番に読んでいただければ、
それだけで大丈夫です!
では本編をどうぞ。
まず何のためにお金を節約するのか明確にする
節約は努力です。
努力というものは「目的」があることで何倍も効果が出ます。
だからまずは自分が
「何のためにお金の節約をするのか」
という目的を明確にしておきます。
節約の定義は以下の通りです。
節約=むだを省き、出費や使用量を切りつめること
広辞苑から引用
つまり、
無駄なお金を使うことをやめることです。
しかし、お金を使わないこと自体が目的な方はいませんよね?
お金を使わないという行為の先に
自分は何を「目的」としているのかを考えてみましょう。
私が半年で100万円貯めたときは
「婚約指輪を買うため」に節約しました。
- ほしい物を買うため
- 旅行のため
- 将来のマイホームのため
- 将来が不安だから貯めておきたい
人によって目的は様々だと思いますが、
「いつまでに」「どれくらい」貯めたいか
という目的を考えることが最初の一歩です。
お金を節約する際の優先順位
お金を節約する「目的」が決まったので
次は優先順位を考えていきます。
節約は大きく3種に分けることができます。
- 本当に無駄ことをやめる
- 必要だが、他のもので代用する
- 無理して必要な物を削る
1⇒2⇒3の順で優先順位は高いです。
それぞれ説明します。
①本当に無駄なことをやめる
最優先はこれです。
まず最初に「本当に無駄なことをやめる」ことから始めます。
具体例
- 電化製品のつけっぱなしをやめる
- 無駄な税金の節税
- 食べない分まで食料を買いすぎない(冷蔵庫の管理)
など、
本当に無駄なことは問答無用で削ることができます。
課金や飲み会、ネットショッピングとかも
本当に無駄なことですよね?
実は無駄なことでは無いんですよね。
- 課金
- 飲み会
- ネットショッピング
こういうものはストレス社会においては息抜きとして必要ですし、
それらのおかげで仕事を頑張れている部分は必ずあります。
なので、そういうものは②③で対応します。
②必要だが、他のもので代用する
ここが一番大切な部分です。
「良い節約術」はだいたいがこれと言っても過言ではありません。
必要ではあるけれどお金がかかってしまっているものを、
もっとお金のかかりにくいもので代用します。
具体例
- 外食・コンビニでの夕食をスーパーや自炊にする
- 毎日自販機で買っているお茶を水筒で代用する
- 携帯の機種やプランを格安にする
- ガス・電気の料金プランを格安にする
- 旅行する際、より安いサイトを探す
- 課金しすぎているゲームをやめて他のゲームを始める
- 保険の見直し
など。衣食住や光熱費、息抜きなど幅広く該当します。
ここでポイントが2点あります。
ポイント①「金額の大きなものから見直す」
後ほど具体的な節約の手順を紹介しますが、
目的を達成するためにはよりお金がかかっているものから見直します。
ポイント②「自分の能力・性格・状況等を考慮して代用を探す」
人によって得意不得意や好き嫌いは変わるので、
自分の能力や性格に合わせて「代わりを見つけること」が大切です。
例えば、
携帯の機種やプランを格安にする。
であれば、
自分がどれくらい月にギガを使うかを考慮します。
3ギガ・20ギガ・100ギガ使う人で良いプランは全然違います。
自分に合った格安プランに見直しをしましょう!
ついでに家にいる時間も考慮して、Wi-Fiと合わせて見直すといいです。
③無理して必要な物を削る
これは最終手段です。
①②を考えた後、目標の節約金額に届かないときに仕方なく使います。
具体例
- 好きな趣味をやめてしまう
- ご飯を無理に1食抜く
- お風呂につかりたいのにシャワーで済ます
など、
必要なものだけど、無理して削ってしまう節約です。
一時的な目的のために仕方ありませんが、
体調を崩したり活力が出なかったりと生活に悪影響が出る可能性があるので、
①②でなるべく捻出したいです。
実際にお金を節約する手順
節約の「目的」「優先順位」が分かったので、
実際に作業をしていきましょう。
月に何円貯めるのか⇒節約すべき金額を決める
最初に「いつまでに」「何円」貯めたいかを目的とします。
そこから「月に何円貯めなければならないのか」を計算します。
「1年後」に「100万円」ならば、
100÷12≒8.33
で少し余るように月8.4万円貯めます。
【自分の月の手取額】から
今決めた【月に貯める金額】を引いた金額が
あなたの【月の支出額の目標額】になります。
例を挙げると、
Aさんが
- 【自分の月の手取額】=30万円
- 【月に貯める金額】=8.4万円
だとすると、
【月の支出額の目標額】=30ー8.4=21.6万円
になります。
月25万円も使ってしまってるよ、、、
この場合は、25-21.6=3.4万円
つまり、
節約すべき金額が3.4万円になります。
月の支出を確認して「高い」順に並べる
次に月の支出を確認するため、
家計簿やクレジットカードの履歴、レシート等を用意します。
そしてそれぞれの支出を
「金額の高い順」にノートにまとめていきます。
現在、月の支出を確認する手段が無い方は、
今日から家計簿をつけてみてください!
そして一ヶ月後から実践しましょう!
優先順位の高いものから削っていく
金額の高い順に並べた支出を
優先順位の高いものから実際に削っていきます。
ここで行なう作業は以下の通りです。
それぞれの支出に優先順位をつける
⇊
調べたり自分の知識から改善案を考えて「どれくらいお金の節約をできるのか」書き出す
⇊
節約額の合計が目標を超えるまで続ける
優先順位は先ほどお伝えした①~③です。
①本当に無駄なことをやめる
②必要だが、他のもので代用する
③無理して必要な物を削る
どれに該当するのか右の方にでもメモしましょう。
中には複数組み合わせたものもあります。
例えば「電気代」
電気つけっぱなしをやめるのは①
電気会社を変えるのは②
そういう場合は①と②どちらも書いておきましょう。
そして全ての仕分けが終わったら①から順に
目標を超えるまで、1つずつ「節約可能額」を書き出していきます。
ここの作業はネット等で調べながらの作業になるので
正直面倒な作業になります。
しかし、
節約は1度やればずっと恩恵を受けられるものが多く、早ければ早いほど得をします。
なんとか1つずつ頑張って計算して、実践してください!
細かい調整をする
ここまできて少し疑問もあるかと思います。
1年単位でかかる支出や突発的な支出もあるけど、
全部月単位で計算して良いの??
一旦大丈夫です。
先ほども言ったように節約は早く行なえば早く行なうほど良いです。
しかし、
細かいことを気にしすぎると、
めんどくさくなって後回しにしてしまう可能性が高いです。
なので、イレギュラーも含めて後から微調整しましょう。
基本的には
- 月の目標貯金額は繰り上げて多めに設定
- 支出を削る際も多めに削る
という風に多めにお金が貯まるように見積もります。
その上で、
- 1年単位での支出はもし気づけば月単位で加算する。
- 突発的な支出は「ストレス発散」という項目でまとめる。
⇒月単位でストレス発散にどれくらい使っているか分かる - 節約のペースが遅いと感じればその時に見直す
などで調整してください。
まとめ
「お金の節約」はなかなか大変です。
しかし、
しっかり目的を持って順番にやることをやれば
意外と楽しくできます。
①目的を決める
②優先順位を学ぶ
③実際の作業
この3ステップをなるべく早く実行してみてください!
他にも資産形成に関する記事を書いているので、
ぜひ読んでみてください。
節約に関してはこちら。
⇒サラリーマン必見!毎月の生活をラクにするおすすめ節約5選
⇒【節約】FPの携帯オススメプラン4選
投資に関してはこちら。
⇒【元証券マン】投資は何から始めるべき?投資初心者の最初の3ステップ!
⇒FXが胡散臭いと感じるあなたへ-その理由と元証券マンの評価
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