日経平均
ニュースでよく聞く言葉ですが、

実は意味がよく分からないんです。。
という方結構いると思います!
そんな方のために、
簡単に「日経平均」についてまとめました。
参考:『日経平均株価算出要領』(日本経済新聞社/2024年11月5日作成)
1.日経平均とは?

1.1.日経平均とは何か?
まず日経平均とは、「日経平均株価」を略したものです。
日経新聞を出している日経新聞社が、
日本の株のうち225社を選んでその平均を取ったもの。
つまりは、
日経平均=日経新聞社が算出した日本の225社の平均株価
これを日経平均や日経225と略して呼ぶことが一般的ですが、
かなり昔から投資をしている人だと、
日経平均を「ダウ」と呼ぶ方もたまにいます。
始めて聞いたときは、

ダウ今なんぼや?
と電話がかかってきても、
NYダウをお答えして怒られることもありました。
豆知識として頭の片隅に置いておいても良いと思います!
正式名称: 日経平均株価
略称:日経平均、日経 225、(ダウ)
1.2.日経平均の選ばれ方
日経平均の225社の選ばれ方は簡単に言うと、
- 大企業
- よく取引されている
- 色んな業種からバランス良く
つまり、
日本を代表するような優良企業の中から業種のバランスを取りつつ選出されています!
だから、日本の株の動きを代表して表現できているわけですね。
具体例を挙げると
- ファーストリテイリング(ユニクロ)
- ソフトバンクグループ
- ダイキン工業
みたいな会社です。
年2回見直しされつつ、
より日本を代表する企業達に洗練されています。
1.3.日経平均の注意点
実際日経平均に関して覚えることは、
- 日経平均の意味
- 日経平均の選ばれ方
というこれまでの内容だけで良いくらい単純な言葉なのですが、1つだけ注意点があります。
それは万能な指標ではないということです。
その理由は、
銘柄ごとに日系平均への影響力が平等ではないからです。

どういうこと??
日経平均を構成する銘柄の中で、
- 株価の上下が日経平均に大きく影響を与える株式
- 株価の上下が日経平均にあまり影響を与えない株式
があるということです。
例えば、大きく日経平均に影響を与える株式は、
ファーストリテイリング(ユニクロ)が筆頭候補です。
225社もある日経平均の約12%の影響力を1社で担っています。
これはどういうことかというと、
仮に全社がもし平等ならば、
100÷225≒0.4%程度の影響力を1社で担うはずですが、
その30倍の影響力をファーストリテイリング1社で持ってしまっているわけです。
そのせいで、
仮にファーストリテイリング1社が大きく株価を下げていると、
他の多くの株式の株価が変わらないもしくは少し上昇していても、
日経平均としては下がってしまうことがあるのです。
つまり、日経平均が下がっているというニュースを見ても、
日本の株が全体的に下がっているとは限らないというわけです。
指標の1つとして参考になることは変わりありませんが、
信頼しすぎないようにすることが大事です!
日経平均は万能なものではない
2.まとめ

今回は日経平均についての解説でした。
日本を代表する大事な指数です。
これからの人生でも何回も聞くと思います。
その意味と作られ方、万能ではないということさえ理解していれば、
日経平均については完璧です。
他にも記事を書いているので、お時間あれば読んでください
投資に関してはこちら。
⇒【元証券マンが解説】証券会社はどこがおすすめ?対面証券とネット証券を徹底比較!!
⇒【元証券マン監修】持っている株や投資信託が下がって怖い時の対処法
⇒FXが胡散臭いと感じるあなたへ-その理由と元証券マンの評価