最近、投資の世界でも握力という言葉を聞くようになってきました。
端的に言うと「株などを長く持ち続ける」
ことを表現した物です。
投資において握力は大事なのかどうか?
その意味から考えていきます。
投資の握力とは
握力とは現実世界ではつかむ力のことですよね。
そこから派生して、
握力を高める
⇊
つかんではなさない
⇊
株などを持ち続ける
と投資の世界では保有し続けることを指します。
なぜこんな言葉が流行りだしているかというと、
投資で失敗する理由の一つに「握力が弱い」ことがあるからです。
これには2つの側面があって
- 儲かったときにすぐ売ってしまう
- 相場が全体的に下がったときにすぐ売ってしまう
どちらも投資初心者にありがちなことですが、
投資としてはあまり良くないです。
売った後に、
上がることが多いんですよね。
うわ、、よくやります。。
という方もいると思います。
だから、
儲かっているときはすぐに売るのは我慢。
そして、相場全体が下がったときは、
基本的には元に戻るので握力を強めてがっちり持ち続ける。
というように握力を強めることが大事なのです!
この大切さが一番分かる例はコロナショックです。
2020年にコロナショックという
相場の大きな下げがあったことは有名ですね。
最近はマスクをしなくなったので記憶が薄れてきていますが、
現実世界もかなり大変でしたよね。
このとき、
証券会社の社員としては
絶好の買い場(買うタイミング)が来た!!!
と思っていました。
というのも、
2008年のリーマンショックを経て
各国の中央銀行や政府の対応力は格段に上がっていましたし、
過去相場が戻らなかったことは一度も無いので、
ほぼ間違いなく戻るだろうなということは予測できました。
だから、
下がった分だけ儲けを出すチャンスだったのです!
これは結果論ではなく、
お客様にもこういって提案(説明)していました。
その提案を受け、
多くの方は預けていただいている資産は一旦そのままに
追加の資金でいろんな商品を買っていただきました。
その結果は言うまでも無いですよね。
以下は一例で日経平均のコロナ後の動きです。
*マイクロソフトスタート
しかし、
一部の方は信じていただくことができず、
売却して投資をやめてしまった方もいます。
実際、私も持ち株やNISAが下がっていたので
気持ちは痛いほど分かりますが、
投資は感情ではなく論理的に判断するべきなんですよね。
握力を強めて持ち続けていたら、
損をするどころか得をしていたわけです。
今後も、
〇〇ショックが起きた場合は「買い」もしくはキープ(しっかり握る)
です!
握力が「悪さ」する場合
前章で話したように握力は基本的に強い方が良いです。
上がっているときも下がっているときも、
特に投資初心者ほど握力強めにするべきです。
しかし、
握力が強すぎるとダメなシチュエーションがあります。
それは、
持っている株が
- 業績の悪化
- 社長の交代
- M&A
などの「個別の理由」で下がったときです。
そんな時は、
握力を緩めて損切りした方がいいです!
というのも、
全く株価が上がらないまま数年以上経過する
⇒いわゆる「塩漬け」という状態になってしまう可能性があるからです。
相場全体の下げと比べて、
個別の理由で下げた場合は高確率で戻るとは言えません。
いつか上がるのではないか
と思っていたら数年経ってしまった。。
ということはよく起きることなので、気をつけてください!
握力強めに持ち続けるべき商品
最後に、
証券マンの経験上、握力強めに持ち続けて儲けを出しやすい商品を2つ紹介します。
①高配当株
1つは高配当株です。
高配当株の中でも安定的な値動きで安定的な配当の株がオススメです。
長く持てば長く持つほど、
配当金の分だけ儲けになっていきます。
これはイメージが湧きやすいのではないでしょうか?
②米国株
もう1つは米国株です。
アマゾンやアップルのような大型株でも良いですが、
次世代で活躍しそうな小型~中型株がオススメです!
正直、
お客様の中で一番利益率が高いのはこれでした!
金額は少なくても良いので、
買った後、数年から十数年置いておく。
それだけで数十倍になる可能性があります。
為替もそれだけの長いスパンで見れば、
ほぼ間違いなく円安に進むので得をすることができます!
まとめ
今回は投資の握力を強くするべき理由を説明しました。
- 〇〇ショックで買いもしくはホールド
- 米国株を十年以上放置
特にこの2つはぜひ実践してください。
また、他にも記事を書いているのでぜひ読んでみてください。
投資に関してはこちら。
⇒FXが胡散臭いと感じるあなたへ-その理由と元証券マンの評価
⇒【元証券マン監修】ハイリスク・ハイリターンな投資5選
用語集
⇒【初心者向け】TOBを簡単にわかりやすく解説
⇒【初心者向け】相場操縦をわかりやすく解説