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【元証券マン監修】楽天証券はどうなのか?手数料やポイント還元率を徹底解説

証券会社の評価

楽天証券は他社と比べてどうなのか?

楽天証券といえば、大手ネット証券です。

楽天証券が一番良いという声も多く、
かなり支持されている優良な証券会社のイメージがあります。

実際、本当にいい証券会社なのか?
元証券マンの目線でしっかり分析して解説します。

  • 今から投資を始めようと思っている
  • 証券会社を迷っている
  • 楽天証券で口座開設しようと思っている

こういった方はぜひ読んでください。

データは楽天証券公式のものです。
評価は星5がMAXで、公平性や論理性を重視して評価しています。

1.楽天証券の評価

楽天証券の評価

楽天証券は「ネット証券」です。

ネット証券を評価する上で特に重要なポイントは以下の3点。

  1. 手数料
  2. ポイント還元率
  3. 商品の豊富さ

同じ物を買うのであれば、

  • 手数料は安ければ安いほどいい
  • ポイント還元率は高ければ高いほどいい

これら2つは特に大事なポイントです。
明確に良し悪しが決まります。

また、商品を選ぶ際に、
種類が多ければ多いほど選択肢が広がるため有利です。

だからこれら3つの項目は、
ネット証券の良し悪しを考える上で必須な項目となります。

他にも以下のようなポイントがあります。

  • アプリやサイトの使い勝手
  • 動画やロボアドバイザー等補助的サービス
  • IPOなどの抽選優遇サービス

しかし、ここら辺のポイントは良し悪しが人によります。

なので、楽天証券で突出している点だけ「1.4.その他の特徴」でまとめました。

1.1.手数料

楽天証券の手数料

まずは楽天証券で手数料が無料のものを紹介します。

  1. 投資信託:買う時の手数料0円
  2. 国内株式:取引手数料が0円
  3. 単元未満株:手数料0円 
  4. 米ドルと円の交換レート:リアルタイム為替取引の手数料は0円

※2はゼロコースを選択の上、RクロスとSOR利用が必須。
※3は寄付取引のスプレッドは無料。リアルタイム取引のスプレッドは0.22%。
※4は米ドルのリアルタイム為替取引の手数料は0銭だが、提示する買レート・売レートは、外国為替市場における業者間レートを採用しており、買レート・売レートには乖離がある。

しみしゅん
しみしゅん

公式HPの手数料部分の説明はちょっと不親切かなと思います。

上の注意書きの部分は公式HPからほとんどそのまま引用したものですが、
正直意味が分かりにくいですよね?

それぞれ解説すると、

※2はゼロコースを選択の上、RクロスとSOR利用が必須。

⇒簡単に言うと、お客さんも楽天証券もWINWINな制度

お客さんは損をすることはないが(手数料0の分プラス)、
楽天証券も得をする可能性がある仕組みです。

  • ゼロコース=手数料のコースの名前
  • Rクロス=楽天証券が運営している注文のマッチングシステム
  • SOR=PTS(私設取引システム)という東証以外の市場も含めた複数の市場から一番良い価格で決まるように自動的に注文する仕組み。

Rクロスに当てはまる注文はRクロスで約定させ、
それ以外の注文はSORを利用して約定させる仕組みを使わないといけない。

これが株式売買の手数料が0になる楽天証券の「ゼロコース」です。

具体的には楽天証券HPから引用したものを載せておきます。

・Rクロス

・SOR

初男さん
初男さん

何言ってるかさっぱり分かりません。

正直内容が難しいので、
ここまで読んでも全く分からなかった方もいると思いますが、
さらに端的に言うと、

  • お客さんは手数料0になる分得する
  • 楽天証券は法人客(機関投資家)の注文とお客さんの注文を優先してマッチングさせることで、法人客から追加で手数料を貰える可能性がある

お客さんの手数料を0にするために、
裏で他の収益源を作っているんだな〜とぼんやり理解してください。

※3は寄付取引のスプレッドは無料。リアルタイム取引のスプレッドは0.22%。

  • 寄付取引:相場の始まる前(9時前)に出した注文は手数料なし
  • リアルタイム取引:普通の株と同様の、その場での取引は手数料あり

※4は米ドルのリアルタイム為替取引の手数料は0銭だが、提示する買レート・売レートは、外国為替市場における業者間レートを採用しており、買レート・売レートには乖離がある。

⇒楽天証券は取引に手数料を取らないが、そもそも米ドルの取引はスプレッドという手数料がかかる。

注意書きの意味は分かりにくく、
厳密にいうと手数料0にはならない部分もありましたが、

楽天証券はネット証券でもトップクラスに手数料0円の項目は多いです。

ただ全部が全部手数料0円なわけもなく(会社が潰れてしまう)、
以下のような部分は手数料がかかります。

  • 新NISA以外の米国株:約定代金 × 0.495 %
  • 投資信託の信託報酬:商品によるが低水準

米国株は2.22米ドル以下であれば手数料0で、
どんなに約定代金が大きくても22ドルが最大になっています。

この条件はSBI証券とほぼ同じです。(SBIは2.02米ドル以下が無料)

投資信託の信託報酬は、
実際に払うわけではなく日々間接的に取られている手数料です。

信託報酬はその投資信託ごとに違いますが、
0.1%以内の商品が多くかなり低水準だと言えます。

総合的に見ると、

楽天証券の「手数料」の項目は、☆☆☆☆☆

1.2.ポイント還元率

楽天証券のポイント還元率

「楽天」証券なので、
楽天ポイントに特化した以下のようなポイントサービスがあります。

  1. 投信積立(楽天カード決済):0.5%~2.0%
  2. 投信積立(楽天キャッシュ決済):0.5%
  3. 投資信託の残高に応じて:0.017%~0.053%
  4. 資産形成ポイント:最大2,090ポイント
  5. 金・プラチナ(楽天カードクレジット決済):0.5%
  6. 新手数料ポイントプログラム:1.0%

それぞれの条件は以下の通り。

①投信積立(楽天カード決済)

※楽天証券HPから引用

上記の通りで、決済額に対して0.5%~2.0%つきます。

特徴は、

カード自体の年間利用額に関係なくポイントがつく点

SBI証券などは年間利用額によってポイント還元額が決まりますが、
楽天証券は関係ないのでカードをあんまり使ってない方でも安心です。

②投信積立(楽天キャッシュ決済)

0.5%相当分のポイント

楽天キャッシュ決済とは、
以下のように主に楽天ペイアプリで使えるオンライン電子マネーです。(※公式HPから引用)

ただ、楽天カードを使っている人なら、
ポイント還元率的にはわざわざ使う必要はないです。

③投資信託の残高

※楽天証券HPから引用

以上の対象ファンドで、
月々残高の平均額にポイント進呈率をかけた分受け取れます。

持ってるだけでポイントがつくので良いですね。

④資産形成ポイント(ハッピープログラム)

月末時点の投資信託の残高合計金額が、

  • 10万円突破:10ポイント
  • 30万円突破:30ポイント
  • 50万円突破:50ポイント
  • 100万円突破:100ポイント
  • 200万円突破:100ポイント
  • 300万円突破:100ポイント
  • 400万円突破:100ポイント
  • 500万円突破:100ポイント
  • 1,000万円突破:500ポイント
  • 1,500万円突破:500ポイント
  • 2,000万円突破:500ポイント

大きなポイントではありませんが、
資産が増えていくと同時に貰えるので嬉しい特典です。

しみしゅん
しみしゅん

名前の通り「ハッピー」な気分になります。

⑤金・プラチナ(楽天カードクレジット決済)

決済額に対し0.5%の楽天ポイント

金・プラチナ・銀などについて、
楽天カードを使って決済すれば、その決済額の0.5%貰えます。

⑥取引手数料ポイントプログラム

手数料に対し1.0%のポイント

  • 超割コースでの国内株式取引(現物・信用・かぶツミの単元株)
  • 外国株式取引(米国株(現物・信用)、中国株、アセアン株)
  • 先物・オプション取引(株価指数・OP、商品先物)
  • 海外先物
  • 金・プラチナ取引

これらの商品を購入した際に、
かかった手数料の1.0%が貰えます。

ただ、元から手数料が低いので、
おまけ程度に考えていた方が良いです。


ポイントに関して6項目をまとめました。

楽天ポイント限定なのは少し気になりますが
還元率や条件はネット証券の中でもトップクラスですね。

楽天カードや楽天経済圏のユーザーであれば、
ポイントが散らばることもなく利用できます。

これらから総合的に評価して、

楽天証券の「ポイント還元率」の項目は、☆☆☆☆

1.3.商品の豊富さ

楽天証券の商品の豊富さ

楽天証券で扱っている商品は、

国内株式(日本株)・単元未満株・米国株式・海外ETF・投資信託・債券・FX・CFD・金・プラチナなど。

種類においては充分ですね。
取引する可能性がある物は網羅されています。

主要な銘柄数に関しては、

  • 投資信託:約2,600銘柄
  • NISA(つみたて枠)対象投資信託:約240銘柄
  • 米国株式:約4,600銘柄

具体的には、

  • eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  • eMAXISSlim米国株式(オール・カントリー)
  • iFreeNEXTFANG+インデックス

定番のSP500やオールカントリーはもちろん、
マイナーな株や投資信託まで充実しています。

ちなみにライバルであるSBI証券は以下の通り。

  • 投資信託:約2,600銘柄
  • NISA(つみたて枠)対象投資信託:約250銘柄
  • 米国株式:約5,200銘柄

多少の少ない部分はありますが、
ほとんど同じでトップレベルなことには変わりありません。

ここまでの内容から、

楽天証券の「商品の豊富さ」の項目は、☆☆☆☆☆

1.4.その他の特徴

楽天証券のその他の特徴

大事な3つのポイント以外で、
実際に使っているお客様の口コミ等から楽天証券の特徴を紹介します。

  1. ポイント運用したら楽天市場でのポイント+1%(例:0.5⇒1.5)
  2. iSPEEDアプリが使いやすい
  3. 日経新聞が無料で読める

①ポイント運用したら楽天市場でのポイント+1%

  • 投資信託への3万円以上のポイント投資で+0.5%
  • 米国株式(円貨決済)への3万円以上のポイント投資で+0.5%

ポイント運用で楽天市場で最大1%追加ポイントが貰えます。

最大の特徴は、

1ポイントでも使っていたらポイント投資と認められること

以下、図は楽天証券HPから引用。

1ポイント使う手間だけで、
楽天市場のポイントが0.5%も上昇します。

投資信託と米国株式の両方に投資すれば+1%です。

初男さん
初男さん

楽天ポイントコースとマネーブリッジ
ってなんですか??

条件である

  • 楽天ポイントコース
  • マネーブリッジ

の説明は以下の通りです。

楽天経済圏を使っている方にとって、
とてもありがたいサービスだと言えます。

②iSPEEDアプリが使いやすい

楽天証券の公式アプリであるiSPEED
私の知る限りでは使いやすくてかなり好評なアプリです。

以下、実際に使っているお客様の口コミの一部です。

圧倒的にこのアプリが使いやすい。

とても気に入ってます。
チャートは少し見にくい気がするけど、他の点は大満足です。

同時に5社口座開設しましたけど、
楽天証券が一番使いやすいと感じます。

否定的に言っている人は探してもほとんどいませんでした。

実際に私もアプリをダウンロードしてみましたが、

  • 今日のニュース
  • 現在の相場
  • 勉強用の動画
  • 注文画面
  • 資産の状況

などがそれぞれ端的にまとめられていて良いなと思いました。

③日経新聞を無料で利用できる

今紹介したiSPEEDアプリで、
日経新聞の記事を読むことができます。

利用できるサービスは以下の通り。

  • 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
  • 過去1年分の新聞記事検索
  • 日経速報ニュースの閲覧
しみしゅん
しみしゅん

これだけ読めれば充分です。

日経新聞は投資をする上で必須の教材です。

対面証券を利用するなら証券マンが読んでいるので大丈夫ですが、
ネット証券を利用する場合は自分で読む必要があります。

しかし、日経新聞は月に4000円~6000円程度

正直、結構良い値段します。

それを無料で利用できるのは相当なメリットだと言えます。

1.5.楽天証券の総合評価

SBI証券の総合評価

楽天証券の評価をまとめると、

  • 手数料 :☆☆☆☆☆
  • ポイント還元率:☆☆☆☆
  • 商品の豊富さ:☆☆☆☆☆

手数料や商品の豊富さに関しては、
業界でも文字通りトップクラスの良い証券会社です。

ポイント還元率も相当良いのですが、
楽天ポイントに絞られてしまうのが多少ネック。

  • ポイント運用したら楽天市場でのポイント+1%(例:0.5⇒1.5)
  • iSPEEDアプリが使いやすい
  • 日経新聞が無料で読める

これらは評価を上げる要因になっています。

突出してマイナスなポイントは見当たらず、
サイトが見にくいSBI証券に対してそこに関しては優位だといえます。

楽天証券

2.まとめ

SBI証券のまとめ

今回は楽天証券がどうなのかを元証券マンの目線で評価しました。

結論は、

楽天証券はとてもオススメ

楽天ポイントに絞られる点は気になりますが、
それ以外の点は本当に優秀な証券会社でした。

証券会社を開設する際には、
とりあえず楽天証券を開設しておけば間違いないです。

  • マイナンバーカード
  • 通知カード+本人確認書類

どちらかを用意してぜひこちらから口座開設してください⇒楽天証券

SBI証券の評価はこちらから読めます。
【元証券マン監修】SBI証券はどうなのか?手数料やポイント還元率を徹底解説


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